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  ◆Lawless 投稿者ロマンス翻訳書をもっと出して会  
by Patricia Potter

舞台は開拓時代のアメリカ西部。
悪名高いガンマン、ロボは町の権力者、ニュートンの依頼を聞いて耳を疑った。とある牧場に住む女性をそこから追い出せと言うのだ。相手が自分に互するならいざ知らず無力な者に銃を向けるつもりは無かったが、ニュートンは彼女が本来自分が所有すべき土地を前所有者からそそのかして手に入れたもので、ロボは何もする必要はない、有名な彼の存在だけで彼女は怯えて逃げるだろう、と言う。
納得しきれないものを感じてロボは問題の牧場を見届けることにした。所有者の女性はウィロー・テイラーという町の女教師で、町の人が止めるのも聞かず、元保安官でアル中のブラディ、虐待を受けた元娼婦エステル、みなし児のチャド、双子の兄弟、サリー・スーといった子供達を家族として受け入れ、暮らしていた。秘かに牧場を見張っていたロボは彼女の後ろ姿とその笑い声に強く惹かれた。彼はウィローのいない牧場で子供達の数々の危機を思わず救ってしまい、やがて、ブラディの不注意で納屋が火事になると彼はウィローを押し退けてブラディを救ったのだった。二人はこの時初めて出会い、ウィローもまた彼に惹かれるものを感じたのだった。名前を聞く彼女に彼はジェスと名乗る。それは長らく彼が忘れ去っていた本名だった。
ニュートンは長年敵視している牧場主ガー・モロウから水源を奪うためにウィローの牧場を狙っていたのだった。牧場の前所有者のジェイクとニュートン、モロウはかつて友人同士だったが、十数年前のニュートンの妻の死をめぐってニュートンとモロウの仲は決裂してしまったのだった。水源に乏しいモロウにジェイクは水を使わせていたが、自分の死後二人のどちらかに土地を譲ることは町を争いに巻き込むことと知って、ウィローに譲ったのだった。
ロボは自分の素性を明かして牧場を出て行くことが懸命だと説得するが、ウィローはここは自分達の家だと言って決心を変えなかった。彼女の決心を知ったロボはニュートンと縁を切り彼女を守ることを宣言する。
愛情薄い家庭で育ち、幼い頃にアパッチに奴隷にされ、唯一愛した兄弟とは死別し、アパッチの戦士としていきる事を強いられた。やがて白人社会に戻ったもののアパッチの戦士として生きた過去に人々に受け入れられず、ガンマンとしていきることしか道はなかった。そんな凍ったロボの心はウィロー達の暮らしに触れて戸惑う。優しさは無情の世界に生きる彼にとって危険だった。しかも、彼はウィローが自分に捧げる無償の愛にのめり込んでしまう一方で、自分のガンマンとしての本性を知って、ウィローの心が離れていく事も怯えていた。
その頃、ニュートンはロボに対抗すべくさらにガンマンを集め、内の一人、ケラーはロボを倒すことに病的な執念を燃やしていた・・・

めずらしく、ヒーローサイドで語られた感じの物語です。ヒーローやヒロインだけでなく、様々な人々の事も語られます。父親の狂気に胸を痛めるニュートンの娘、マリサとウィロー達をサポートする医師サリバンの恋、ウィローを支持する町の母親達、どことなく「ドクター・クイン」を思い出しますね。過去のあるヒーローの作品って、一つ間違えるとヒーローの苦悩に感情移入出来ない時があるんですが、人間的感情に悲しいまでに不器用なロボの戸惑いがひしひしと伝わってくるようでした。
パトリシア・ポッターの二作目です。
... 2002/05/05(Sun) 13:50:43 No.52  

Re: Lawless 投稿者ロマンス翻訳書をもっと出して会  

今気付いたんですが、出版社書いてませんね。Bantam Booksです。この作品の中で、マーシュ・カントンっていう、ロボのライバルのガンマンが出て来るんですが、ちょっとしか出てこないんだけど粋なんですよー。後で、"Notorious"っていう作品で主役はってます。
... 2002/05/07(Tue) 01:43:37 No.53  

Re: いつもながら、、、 投稿者ユキママ  

お忙しい中、いつも素敵な本の紹介本当にありがとうございます。
ポッター大好き&ドクタークインファンにはたまらない内容ですね。これはもう挑戦するしかないかと、、、。ジュエル5作目が一年かかっても終わらないのに、やはり無理かな、、、。
... 2002/05/20(Mon) 09:14 No.54  


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