098191
reviews*

[戻る] [記事No.順] [ツリー式] [親記事一覧] [使い方] [ワード検索] [過去ログ] [管理用]

ロマンスの原書レヴュー用BBSです。お気軽にどうぞ。
新規書き込みはSecret talk BBSでお願いします。(現在こちらは閲覧のみとなっています)

新着スレッド - 最新20件
1: Too Wicked To Love (0) /  2: Lawless (2) /  3: Virtue (1) /  4: Valentine (3) / 

  Too Wicked To Love 投稿者:ロマンス翻訳書をもっと出して会  
▲前 ▼次  
by Barbara Dawson Smith from St.Martin

舞台はナポレオン戦争時代の英国。
ジェーン・メイヒューは学者の父を最近失い、叔母と二人ウェセックスの田舎のコテージに住むオールドミス。そんな彼女の家のドアステップにある日赤ん坊が置かれていた。赤ん坊にはマリアンヌと書かれたカードと近所であるチェイスボーン伯爵家のシグネット・リングが添えられていた。
イーサン・シンクレア!チェイスボーン伯爵は悪評高い女たらしで、そのくせ不貞を働いた妻を離婚した男だった。しかも、ジェーンの子供時代の宿敵。
ジェーンは伯爵家に、金髪美女と伯爵がよろしくやっているところに乗り込んでいき、父親としてマリアンヌを責任もってめんどう見るよう要請する。途方もない出来事で信じようとしないイーサンに彼女は怒り出て行く。こんな父親に任せれば、メイドに預けっぱなしで子供が不幸になると思った彼女は、今度は弁護士に、イーサンが父親としての権利を放棄し、自分にマリアンヌを育てさせることに同意するという文書を作成させ、イーサンにサインを求めた。彼がその書類にサインしようとした矢先に彼の母親であるレディ・ロザリンドがヨーロッパ旅行から帰って姿を現した。噂を聞いた彼女は伯爵家の血を引く子供を外で育てさせるのは問題外と、ジェーンの元へ引き取りに行く。伯爵夫人の元にはマリアンヌに母乳を与えてやれるメイドがいたが、ロザリンドは間もなくロンドンに向かう予定だった。しかも、イーサンも子供の母親を探すためマリアンヌをロンドンに連れて行くと言う。ジェーンはイーサンの悪影響から守り、子供の母親代わりになる者が必要だから自分も付いて行くと主張し、イーサンは反対するが、伯爵夫人は賛成し、親友の娘で、名付け子であるジェーンを社交界に送り出すいい機会だという。
こうして、ロンドンに行ったジェーン達は早速母親探しを始める。候補者にはイーサンの別れた妻ポーシャもいたが、彼女は愛人の子供を妊娠中だった。ポーシャは彼女の不遇に同情を寄せるジェーンを利用してイーサンに近付き、金を無心しようとしていた。
そんな中で、ジェーンは伯爵夫人によって美しく変身して行き、イーサンの心を引きつけるが、かつてポーシャに裏切られた彼は自分の心を素直に認めようとはしなかった。
母親候補の女性を全て訪ねていったにもかかわらず、マリアンヌがイーサンの娘ではないという確証は得られなかった。しかし、その頃にはイーサンはマリアンヌに愛情を感じるようになっていた。彼はジェーンに、マリアンヌは自分の娘として育てる。君は社交シーズンが終わったら、ウェセックスに帰るようにと言う・・・。

バーバラ・ドーソン・スミスは摂政時代物を専らにする中堅の作家さんです。まだこれしか読んでないので作風とかはっきりとしたことは言えませんが、なかなかテンポの良い展開です。
... 2002/06/17(Mon) 00:58 No.55  


  Lawless 投稿者:ロマンス翻訳書をもっと出して会  
▲前 ▼次  
by Patricia Potter

舞台は開拓時代のアメリカ西部。
悪名高いガンマン、ロボは町の権力者、ニュートンの依頼を聞いて耳を疑った。とある牧場に住む女性をそこから追い出せと言うのだ。相手が自分に互するならいざ知らず無力な者に銃を向けるつもりは無かったが、ニュートンは彼女が本来自分が所有すべき土地を前所有者からそそのかして手に入れたもので、ロボは何もする必要はない、有名な彼の存在だけで彼女は怯えて逃げるだろう、と言う。
納得しきれないものを感じてロボは問題の牧場を見届けることにした。所有者の女性はウィロー・テイラーという町の女教師で、町の人が止めるのも聞かず、元保安官でアル中のブラディ、虐待を受けた元娼婦エステル、みなし児のチャド、双子の兄弟、サリー・スーといった子供達を家族として受け入れ、暮らしていた。秘かに牧場を見張っていたロボは彼女の後ろ姿とその笑い声に強く惹かれた。彼はウィローのいない牧場で子供達の数々の危機を思わず救ってしまい、やがて、ブラディの不注意で納屋が火事になると彼はウィローを押し退けてブラディを救ったのだった。二人はこの時初めて出会い、ウィローもまた彼に惹かれるものを感じたのだった。名前を聞く彼女に彼はジェスと名乗る。それは長らく彼が忘れ去っていた本名だった。
ニュートンは長年敵視している牧場主ガー・モロウから水源を奪うためにウィローの牧場を狙っていたのだった。牧場の前所有者のジェイクとニュートン、モロウはかつて友人同士だったが、十数年前のニュートンの妻の死をめぐってニュートンとモロウの仲は決裂してしまったのだった。水源に乏しいモロウにジェイクは水を使わせていたが、自分の死後二人のどちらかに土地を譲ることは町を争いに巻き込むことと知って、ウィローに譲ったのだった。
ロボは自分の素性を明かして牧場を出て行くことが懸命だと説得するが、ウィローはここは自分達の家だと言って決心を変えなかった。彼女の決心を知ったロボはニュートンと縁を切り彼女を守ることを宣言する。
愛情薄い家庭で育ち、幼い頃にアパッチに奴隷にされ、唯一愛した兄弟とは死別し、アパッチの戦士としていきる事を強いられた。やがて白人社会に戻ったもののアパッチの戦士として生きた過去に人々に受け入れられず、ガンマンとしていきることしか道はなかった。そんな凍ったロボの心はウィロー達の暮らしに触れて戸惑う。優しさは無情の世界に生きる彼にとって危険だった。しかも、彼はウィローが自分に捧げる無償の愛にのめり込んでしまう一方で、自分のガンマンとしての本性を知って、ウィローの心が離れていく事も怯えていた。
その頃、ニュートンはロボに対抗すべくさらにガンマンを集め、内の一人、ケラーはロボを倒すことに病的な執念を燃やしていた・・・

めずらしく、ヒーローサイドで語られた感じの物語です。ヒーローやヒロインだけでなく、様々な人々の事も語られます。父親の狂気に胸を痛めるニュートンの娘、マリサとウィロー達をサポートする医師サリバンの恋、ウィローを支持する町の母親達、どことなく「ドクター・クイン」を思い出しますね。過去のあるヒーローの作品って、一つ間違えるとヒーローの苦悩に感情移入出来ない時があるんですが、人間的感情に悲しいまでに不器用なロボの戸惑いがひしひしと伝わってくるようでした。
パトリシア・ポッターの二作目です。
... 2002/05/05(Sun) 13:50:43 No.52  

Re: Lawless 投稿者:ロマンス翻訳書をもっと出して会  

今気付いたんですが、出版社書いてませんね。Bantam Booksです。この作品の中で、マーシュ・カントンっていう、ロボのライバルのガンマンが出て来るんですが、ちょっとしか出てこないんだけど粋なんですよー。後で、"Notorious"っていう作品で主役はってます。
... 2002/05/07(Tue) 01:43:37 No.53  

Re: いつもながら、、、 投稿者:ユキママ  

お忙しい中、いつも素敵な本の紹介本当にありがとうございます。
ポッター大好き&ドクタークインファンにはたまらない内容ですね。これはもう挑戦するしかないかと、、、。ジュエル5作目が一年かかっても終わらないのに、やはり無理かな、、、。
... 2002/05/20(Mon) 09:14 No.54  


  Virtue 投稿者:ロマンス翻訳書をもっと出して会  
▲前 ▼次  
by Jane Feather from Bantam Books

舞台はナポレオン戦争時代の英国及びベルギー。
ある男が二人の子供達に遺書を残してこの世を去った。
数年後のブリュッセル。キャリントン侯マーカスは従弟で被後見人であるチャーリーのカードゲームを遠くから見守っていた。チャーリーの側には、若い彼が夢中になっている女性、ジュリエットが寄り添って立っていた。彼の向かいに座っているのは彼女の兄セバスチャンだった。彼女の振る扇に規則的な動きを感じたマーカスは彼女を外へ連れだし、従弟に対しいかさまをするなと脅しをかける。
しかし、チャーリーの彼女に対する熱は退かず、マーカスはジュリエットを自分の愛人にして欲を満足させれば、従弟への危険な影響はないだろうと判断し、彼女に自分の愛人にならないかと持ちかけるが、ジュリエットは彼の足下めがけて銃を発射してきっぱりと断った。
カトル・ブラで戦いが起こることを知ったジュリエットは、歴史の動きを見届けようと男装して荷馬車で戦場に向かう。それを目撃したマーカスは彼女に追い付き馬車に乗り込むが間もなく二人は情熱に呑み込まれていき、もはや互いに惹かれ合っていることを否定しようとはしなかった。最寄りの宿で二人はあっと言う間に結ばれてしまう。
けれども、マーカスは彼女が無垢だったことを知り、しかも同じ宿に立ち寄った知人に自分達が止まっているところを目撃されてしまい、これが彼女の策略では無いかと考えながらも、彼の名誉は彼女を妻に迎えなければならないことを感じてプロポーズをする。
一方、ジュリエットも窮地にあった。彼女と兄には目標があった。ギャンブルで資金を貯め、ロンドン社交界に乗り出し、父を死に追いつめたグレイスメア伯爵を破滅に追い込む事だった。今マーカスと結婚しなければ評判が傷つき、社交界に入り込むことさえ不可能になってしまう。セバスチャンの相談の結果、マーカスと結婚する。彼女が財産目当てに自分を結婚に追いつめたと疑っていることを隠しもしないマーカスに傷つきながらも、ロンドンへ足を踏み入れたジュリエットはセバスチャンと共に復讐への第一歩を歩み始める。
その頃、グレイスメア伯爵は財政事情が悪化してロンドンにやって来ていた。昔からの愛人であるアグネスを老貴族に嫁がせてその財産を食い物にする一方で、彼女の勧めに従って無防備な女相続人を狙うことにしていた。彼は又、かつてマーカスの許嫁を誘惑して奪ったことがあったが、その時の確執からマーカスに恨みを抱き、ジュリエットを誘惑してマーカスを辱めようとしていた・・・

二回続けてジェーン・フェザーですが、読んだばかりですので。ちょっとネタバレ的な表現ですが、兄妹の復讐劇は「エレクトラとオレステス」の現代版かと思えてしまう。作品全体がまるでカードのゲームのようで、緊張感がみなぎっています。
... 2002/04/14(Sun) 12:45:44 No.50  

Re: Virtue 投稿者:まこ  <Mail>  

クラウディア・ビショップ、Databaseには名前しかなかったです・・。やっぱり英語勉強しなくちゃいけないのかしら。(++;)
... 2002/04/27(Sat) 23:21:21 No.51  


  Valentine 投稿者:ロマンス翻訳書をもっと出して会  
▲前 ▼次  
by Jane Feather from Bantam Books

舞台はナポレオン戦争時代の英国及びポルトガル。
ストーンリッジ伯爵家の男子が絶え、家督はベルモント一族から代々対立していた傍系のギルブレイス一族に渡った。その当主シルベスターは先代伯爵の遺言を聞かされ、信じられなかった。先代の息子で父親より先に亡くなったベルモント子爵の四人の娘の内から一人妻を迎えなければ、屋敷以外の財産全てはベルモント子爵未亡人とその遺児達が相続することになると。
シルベスターはかつて竜騎兵団を率いる隊長だった。数年前、ポルトガルで一団はフランス軍によって壊滅され、自らも深手を負って捕虜となり、やがて解放されたものの、英国軍の中では彼が敵の大軍に怖じ気づき、戦わずして降伏し、陣を失ったという噂が流れていて、怪我で当時の記憶を失っていた彼には潔白を示す術はなかった。ウェリントン公の弁護により辛うじて救われた彼だが、周囲の冷たい態度に堪えられず軍を去った。伯爵家の家督相続は彼にとって新たなる再出発となるはずだった。収入源のない屋敷だけを相続しても、屋敷の維持に苦労するだけ。不承不承に、彼は子爵の遺児から妻を選ぶことにした。
相続すべき屋敷へ向かったシルベスターは伯爵家の領地の川で魚と戯れるジプシー娘と出会い、誘惑しようとしてひどい反撃を受けるが、よもやこのジプシー娘が子爵の遺児の三女、テオドラだとは知らず、屋敷で再会した二人は愕然とする。子爵未亡人の薦めもあってテオを妻にすると決心したシルベスターは彼女を口説こうとするが、先代の息子のように振る舞っていたテオには祖父の死やシルベスターの相続が認められず反抗を続ける。彼女の内の情熱を引き出すことによって彼は辛うじて彼女を妻に迎えることに成功する。
けれども、弁護士とシルベスターの会話を盗み聞きして祖父の出した条件を知った彼女は怒ってしまい、シルベスターの弁護を聞き入れようとはしなかった。
一方、結婚の前後からシルベスターは何ものかに命を狙われていて、それはどうもポルトガルでの事件に関係するものらしかった・・・

ジェーン・フェザーは摂政時代物をよく書いていますが、ヨーロッパ(大陸)を舞台にしたものなども書いています。彼女の作品でよく書いているピノ・ダンジェリコのイラストの影響か、どこかセンシャルで危険な雰囲気が醸し出されるようですが、誤解を克服して互いを理解していくという、ロマンスの心髄ともいえる部分の描写が上手いです。この作品では身も心も深く傷を負った兵士の夫をテオが理解し、彼を過去から解放しようとする過程にぐいぐいと引き込まれていきます。ヒロインの境遇は女盗賊やDV亭主に苦しめられる妻とか様々で、設定柄ちょっと苦手なものもありますが、全体的にテンポ良い書きっぷりです。
... 2002/03/10(Sun) 06:29:13 No.44  

Re: Valentine 投稿者:まこ  <Mail>  

なんだかすごーくご迷惑をお掛けしてます。”ココ”にresするはずなのに・・。どうにか削除してくださいね。
それで、しつこいようですがジェーン・フェザーの邦訳があれば教えてくださいませ。
... 2002/03/16(Sat) 13:03:14 No.47  

Re: Valentine 投稿者:ロマンス翻訳書をもっと出して会  

多分、無いと思います。翻訳・・・別名でHQで出てるかも知れないけど、今のところ分からないです。
... 2002/03/25(Mon) 02:14:34 No.48  

Re: Valentine 投稿者:ロマンス翻訳書をもっと出して会  

今調べたら、クラウディア・ビショップ名で少し出てるようですね。
... 2002/03/25(Mon) 02:22:25 No.49  

[直接移動] [1] [2] [3] [4]
- 以下のフォームから自分の投稿記事を修正・削除することができます -
処理 記事No パスワード

- KENT& MakiMaki - / Edit (ver1.58) : けぃ   Icon : みぃ -